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くらべない生き方 ~岡山支部だより~
こんにちは。岡山支部です。
3月になって、夜が明けるのが早くなったことで春を感じています![]()
先日までは、遅くまで寝床で丸くなっていた愛犬も、最近は、自分から散歩をせがむようになりました。
人間も同じように丸くなっていましたが
先日、大平光代さんと鎌田 實先生の対談集
『くらべない生き方(人生で本当に大切にするべき10のこと)』(中央公論新社)
を読みました。
大平光代さんは、いじめが原因で非行に走り、やくざの世界に足を踏み入れた後、弁護士になり、大阪市の助役まで勤められた方ですが、現在はダウン症で生まれた娘さんをのびのび育てるために、兵庫県の山深い田舎で生活されているそうです。
(以下、本文「くらべない」より)
(鎌田先生) 僕が、大平さんを魅力的だなと思うのは、下っていくから。弁護士としてキャリアを積んで助役も経験し‥‥えらくなり地位を高めていくこともできたはずなのに、そういう道は選ばない。むしろ、弁護士のライセンスをほったらかしにして、田舎で小さな命を必死に育てている。そのドジさ加減が、いい。
‥‥‥‥
(大平さん) 私は、「能天気」でいいと思うんです。私なんて、ダウン症の娘をほかの子どもとくらべ始めたらキリがない。‥‥でも、確かに今は遅れているかもしれないけれど、将来どうなっているかわからないと、心から思う。‥‥毎日、娘のことをよく観察して育てているからこそ、この子のどんな才能がこれから拓いていくかわからないと、本気で思えるのです。
‥‥‥‥
(鎌田先生) そうですね。大平光代は、確かに、何回も負けたんですよね。みんなが「負けた」と言うなら、負けたってかまわない。‥‥こうでなければいけないと、生き方を狭めてしまうと、息が詰まって苦しくなってしまいます。
‥‥‥‥
(大平さん) 周りとくらべる必要なんて、どこにもない。くらべて自信をなくすより、自分自身と向き合い、生きていることを感謝したり、人との出会いを素直に喜べたりするほうが、ずっと豊かなことです。‥‥
この本で語られている10のテーマは、
○ くらべない ○ ゆるす ○ 伝える ○ 無理をしない ○ 繰りかえす ○ つくりあげる ○ 泣いてみる ○ さらけだす ○ 寄りかかる ○ つないでいくです。
私たちが人間らしく生きていく上で大切なテーマのはずなのに。
私は、今まであまり意識したことがないものがいくつもあるなあ。
ということは、私自身かなり狭い考えで生きてきていたんだなあ。
あらためて考えさせられました。
1歳の自分を拾って、育てあげてくれた父親の命を絶とうとした経験をお持ちの鎌田先生、そして人から見れば大変な人生を歩いてきたと思われる大平さん。
わけのわからん「濃い」二人が、時に自分をさらけ出しながら「生きることの意味」に向き合ってみた対談集。
私がこれから生きていくうえで小さくはない意味を持ってくれそうな1冊です。
そうなる予感がします‥‥![]()
(HHS管理者) 2010年3月 3日 13:06 | 個別ページ

